ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落187 [2019-06-13]


187 We have ready proof that whatever thought a man holds in his mind affects every cell in his body, for his outward expression gives ample evidence of this. Anger quickens the respiration, raises the blood pressure - even to the point of apoplexy - causes the muscles of the body to tremble, and distorts the features. So it is obvious that it is not the brain alone which is affected; for every cell in the body reacts to the violent emotion. What is more, emanations radiating from that body can fill a room.
187 私達には人が心の中で抱く想念は何であれ、自身の肉体のあらゆる細胞に影響を与えることについて、いつでも準備できる証拠があります。何故なら、人の外的な表情はこれに対する十二分の実証を与えているからです。怒りは呼吸を早め、血圧を卒中する所までさえも上昇させ、身体の筋肉を震わせ、顔の表情を歪めます。ですから、影響を受けるのは脳だけではないことは明らかです。何故なら、肉体のあらゆる細胞がその暴力的な感情に反応するからです。そして更にはその肉体から放射された発散物が部屋を満たすことも起り得るのです。




【解説】
私達は各自のこれまでの痛い体験から、怒りその他の低次な想念が私達自身の肉体や周囲の空間に如何に悪い影響を及ぼすかを知っています。私達の想念が脳ばかりでなく全ての身体細胞に影響を及ぼし、遂には周囲の者や環境にも浸み込むほどの影響力を持っているのです。
一方でこのことは、高品位で良質な想念を取り込むことが如何に大切かを示すものでもあるのです。仏様の歩いた足跡から次々に花が咲き起こった等々の逸話があるように、高品位な想念の持ち主は周囲の環境を浄化する力があることは十分に頷けます。
従って私達は自ら受け入れる想念には十分注意しなければなりません。人を神の宮と例える場合がありますが、神社の本殿の中には何も本尊たる物が無いように、私達の心の中には本来、元々に備わっているものは何も無いのかも知れません。外から来る多様な想念の内、何を取り入れるかが大事で、常に良質な想念を招きいれることが大切なのではと思うのです。


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