ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落180 [2019-06-04]


180 During the months of her enforced inactivity an amazing change took place in this woman. She found that the house-keeper managed very well without her. This awakened the realization that she had been laboring all these years under a self-imposed slavery to a false idea. The easy-going attitude the motherly servant introduced into the home, enabled the children to emerge from subdued little shadows, to become normal, boisterous youngsters; and as the woman listened to their uninhibited laughter, she could see that the same false standard which had ruled her life, had subjected theirs. Once she acknowledged this weakness and faced it squarely, she knew the doctor was right when he had said that anxiety and tension were the basic causes of her illness. Therefore, her first step on the road to recovery must be learning to relax.
180 彼女の強制的な不活動の数カ月の間、この婦人にある驚くべき変化が起りました。彼女は家政婦が彼女無しでも上手に家を管理出来ていることに気付きました。このことは彼女に自分が誤った着想に自ら課した奴隷状態の下、今迄の年月汗を流していたという悟りを気付かせました。その優しい使用人が家庭に導入したのんびりした姿勢は子供達に服従させられた影から、普通の騒がしい少年達にならせましたし、この婦人は彼らの抑制されない笑い声を聞いた時、彼女は自分の人生を支配して来たそれと同じ誤った規範が彼らの人生も支配して来たことに気付くことが出来ました。ひとたびこのことを理解し、それを真正面から直視した後、彼女は医者が不安や緊張が彼女の病の基本的原因である述べたのは正しかったことを知りました。それ故、回復への道の第一歩はリラックスの仕方を学ぶことでなければなりませんでした。



【解説】
本来、私達は何ものにも束縛されるべきではありません。確かに今日、社会制度上は各自自分の生き方は自由に選択できる仕組みになっています。しかし、一向に改善されていないのは私達自身の心が長年造り上げた習慣や固定観念による束縛なのです。
もっとも為政者にとっては大衆を習慣の奴隷に留めておく方が何かと便利な為、テレビその他の娯楽番組を通じて、大衆の覚醒を遅らせるようにする傾向の方が都合が良いものです。しかし、それでは惑星全体の進化にはつながりません。せっかく便利になった世の中です、もっと各自様々な事柄に関心を持ち、リラックスする中で新しい概念、新しい思想にチャレンジするべき時を迎えています。
次々に湧き起こる新しいアイデアを実行に移す中で人体そのものも活性化し、それらの成果が人々に役立ち、新たな概念を生み出す等、インスピレーションの効果は大きいものがあります。これらはいずれも一切の束縛が無く、自由でリラックスした心身の状態からのみ生まれるものと思われます。


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