ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落172 [2019-05-23]


172 While our minds cannot consciously direct each detail of the complicated workings of the body - we must depend upon nature for this - through our mental attitudes we do wield a tremendous influence over these operations. If we are serene when we eat, the digestive processes are orderly; but if the mind is agitated by thoughts of anxiety or anger, the little cell chemists of the stomach and intestines will be thrown into confusion. This will result in an unbalance in the glands producing the gastric juices, and indigestion will follow. Because the digestive processes were unbalanced, the second group of little chemists, those responsible for controlling the gas, cannot perform their duties properly; and excessive gas will form, often settling around the heart. Since the waste matter was not fully digested, the third group, those responsible for elimination, will be unable to function properly.
172 私達の心は、このことを自然に対して依存しなければならず、意識的に肉体の複雑な作用の個々の詳細を指示することは出来ない一方で、私達の心の態度を通じてこれらの作用に対しては途方も無い程の影響を行使しています。もし、私達が食事する時、穏やかであれば、消化の過程は整然と行われます。しかし、もし心が不安や怒りの想念によって掻き乱されていると、胃や腸のそれら小さな化学者達は混乱の淵に投げ込まれてしまいます。これにより、胃液を作り出す分泌腺にアンバランスをもたらし、消化不良となります。消化の過程がアンバランスになった為に、ガスの制御を担う二番目の小さな化学者達は自分達の任務を適切に実行出来ず、余分なガスが生成し、しばしば心臓の周囲に溜まります。老廃物が完全には消化されない為、排泄を担う第3のグループは機能を適切に果たせなくなります。




【解説】
本項は私達の身体の中の様々な活動について説明しています。毎日、私達が口にした食物がその後、体内で消化吸収が起こり、最終的に不要物として排泄されるまで、私達の心はどのようなことが起こっているのか、全く知らないのですが、実際には本項に記されているように様々な反応と人体各部の器官が連携して整然とした諸反応が行われています。
つまり、それらの諸反応が調和して遂行されて初めて所定の消化吸収が行われる訳で、私達の心が不安定であったりする等、これらの反応を妨げる場合には、消化不良その他の不調を引き起こすと説いています。つまりは、私達の心がこれら自然の諸活動を妨害しているという訳です。
このことからも分かるように、私達自身の生命を永続させる為にも、心はこれら体内の宇宙的諸活動に耳を傾け、これらを妨げるような低次元の想念を発することは厳に慎まなければならないということです。自身の敵は自身の心にあるという訳です。そしてこの心を訓練することこそが、私達の生きる上での最大の課題であるのです。


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