ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落166 [2019-05-15]


166 The woman's mind had been deeply impressed with the idea that her heart might falter and stop at any minute, and that her teeth were ulcerated beyond medical help. Remember, these were the thoughts she was holding uppermost in her mind when she consulted me. Yet, I received a definite impression from the heart that the action of that organ was normal; and I could detect the presence of only a slight infection in the cells of the mouth. Therefore, I informed her that her heart was perfectly normal, and there was nothing wrong with her teeth except for a slight infection of the gums, which could be eliminated with proper treatment. I did not acquire this information by visible means, for I am not a doctor and I made absolutely no physical examination. The diagnosis-if you wish to call it that-was the result of thought-transference from her body cells to my mind.
166 その女性の心は自分の心臓は何時、ふらついて止まるかも知れないことや、自分の歯が医療の手当てが及ばない程、潰瘍が生じているという思いに深く印象づけられていました。これらは彼女が私に相談した際に心の中で真っ先に抱いていた想念でありました。しかしそれでも、私は彼女の心臓からは、その器官の働きは正常であるという確固たる印象を受けました。口の細胞に若干の感染があることを感知しただけでした。それ故、私は彼女に彼女の心臓は完璧に正常であり、歯茎にわずかの感染箇所がある他は、彼女の歯には何も悪い所は無く、感染箇所も適切な処置によって取り除けることを伝えました。私はこの情報を視覚的手段で得たのではありませんでした。何故なら私は医者ではなく、どのような物理的な診察を行ったのでは決してありません。それを診察と皆さんが呼ぶというのであれば、その診察は彼女の肉体の細胞から私の心への想念移動の結果であったのです。




【解説】
確かに想念・印象の取り扱いはある意味やっかいなものです。本事例の場合、本人の謝った想念に固執するあまり、事実と全く異なる世界の中に本人は生きることになってしまいました。誤った想念に固執することが本人に如何に多大な損失をもたらすことになるか計り知れません。
この事例では、優れた教師が正しい状況を洞察することが出来、本人は救われた訳ですが、多くの場合には師も無く、そのまま誤った方向に進むことの方が多いのではないかと懸念しています。
このような問題を避けるすべを私達一人一人が持つことは非常に大切だと考えます。重要なのは固執する想念を解き放ち、自ら自身の身体から発する想念や自然の中の他の生きもの達が発する調和のとれた想念・印象を積極的に同期同調することです。自身の心の状態を落ち着いた自然と調和したものにすることで、自分の意見でなく真の宇宙的想念・印象の通り道に徹することが大切なのです。



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