ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落155 [2019-04-23]


155 Let us now sow a totally different species in the bed. These new seeds will draw their sustenance from the soil enriched by the decomposition of the first plant, and in so doing they will use the very atoms that once made up that plant. Therefore, these same atoms are now bringing a new form into manifestation, yet basically, they have in no way been changed.
155 今度は苗床に全く異なる種のタネを播いてみましょう。これらの新しいタネは最初の植物の分解物によって豊かになった土壌から自分達の滋養分を取り込むことでしょう。また、そうする中で、それらは以前の植物をかつて作り上げた同じ原子を用いることになるのです。それ故、今やこれら同じ原子が新たな形あるものを現出させており、しかも原子は基本的に何ら変わっていないのです。




【解説】
本項は庭の枯れ草で作った堆肥がやがて腐葉土となって庭土を豊かにし、そこに蒔かれた新たな植物を形成するという自然のサイクルの本来の意義を説いています。
私達の目にとっては確かに新しい花が育つことのように思えますが、その根本の所の原子は不変で、活用される植物の種が異なるだけだという訳です。
同様により広い目で見れば、この地球という庭にあらゆるものが、生存・死滅を繰り返し、絶えず循環の道の中で歩んでいることが分かります。従って重要なことは、これらの永続的作用を妨げるような要素を生み出さないことであり、この循環過程の中に有害物の濃縮その他を極力防ぐ必要があるのです。今日"持続可能"という言葉を多く聞きますが、その意義はこれら自然界における物質循環を大事にすることを意味しています。


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