ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落120 [2019-02-26]


120 This may seem startling to some at first, but remember all creation is Divine Thought in action. Therefore man, with his reasoning mind, "given dominion over all the earth," possesses unlimited potential. Owing his very existence to this Cosmic Intelligence (or God), man instinctively feels a kinship with all life. And, the evolution, or refinement, of his thinking is the path by which the Prodigal Son eventually returns to the house of the Father.
120 このことは人によっては最初驚くべきことのように思えるでしょうが、全ての創造は聖なる想念が行動したものであることを忘れないで下さい。それゆえ、人は理性ある心を持ち、「全地上の支配権を与えられ」、無限の可能性を持つのです。この宇宙英知(神)への自身の存在に起因して、人は本能的に全ての生命に親近感を感じます。そして人の考えの進化や洗練は放蕩息子が遂には父の家に帰る道程でもあるのです。




【解説】
本項で大事だと思うポイントは、”全ての生命への親近感”であろうと考えています。そのこと自体は、本文に記されているように、人間が創造された意義にも関わることですが、人間以外の他の動物達を見ても、それらの要素はあまり見出せません。万物の頂点に立つべき人間ならではの特徴と言えるのです。
また、何事も対象への関心、更には親近感なくして探求は進みませんし、対象を理解することも出来ません。相手と一体化してはじめて相手の放つ想念を感知することが出来るようになるのです。
このように同胞を理解することは、私達自身にとっても視野が広がり、自分の暮らす世界が実は素晴らしく調和のとれたものであることが分かることでもあります。宇宙本来の整然とした営みを目の前にして、如何に恵まれた環境に暮らしているかを感謝する時が必ず来ることでしょう。その時、私達は本文にあるように、”放蕩息子”の名称を捨てることが出来るのです。


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