ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落115 [2019-02-14]


115 From this we can see that there is no center to the universe; no Throne from which all knowledge is broadcast. Each action is the center of the universe unto itself; for radiations going out from it travel in all directions, and fill space. Since everything, both tangible and intangible (in this case we are speaking of thought), comes out of the one Cosmic Cause, we can safely assume that there is no action that is not universal.
115 ここから私達は宇宙には中心が無いこと、全ての知識が放射されるような王座は無いことが分かります。行動の一つ一つがそれ自身に対する宇宙における中心なのです。何故ならそれから発せられる放射物はあらゆる方向に向かって旅し、そして宇宙を満たすからです。触れられるものと触れられないもの(この場合、想念について述べているのですが)を含めて、すべてが一つの宇宙的因から発せられている故に、私達は宇宙的でない行為は存在しないと思って差し支えはありません。



【解説】
確かに宇宙の形態上は、私達の暮らす惑星群はそれぞれ中心となる太陽を戴き、その周囲をいわば子供として周回しています。それ故に各惑星に住むぞれぞれの人々を互いに兄弟達と呼ぶのです。これを古来の人々は太陽神や天照大神として中心なる太陽をあがめて来た訳です。
しかし精神面については、本項に示されているように、宇宙には中心という概念がないのです。私達各自が想念の発信者即ち、他への影響を与える存在として、宇宙の中心としての役割と責任を有しているのです。
このことを認識すれば、私達は自身の責任の大きさに畏れるほかありません。日常、心に湧き起こる想念が自分自身のみならず、多くの他者にも同時に影響を与えているからです。それ故、各自が自身を修める(修身)ことこそ人間として務めるべき基本であると教えられるのです。


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