ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落114 [2019-02-13]


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This is the way thought is transferred from one point to another. A thought-ray of energy, which is nothing more than a charged particle created by the contact of two or more units (remember, thought is a chemical action), is shot out imparting its energy to other particles by exerting pressure upon them. This continues indefinitely, or until this force once generated, is picked up by some instrument capable of changing its character. Energy of any type cannot be destroyed; it can only be transformed from one form to another. Thought, being a type of energy, will travel through space until it is put to some use.
114 これが想念が一地点から他の地点に移送される方法です。二つ或いはそれ以上の単位の接触によって造り出された荷電粒子以外の何物でもない想念のエネルギー線(想念は化学的作用であることを覚えておいて下さい)は、外に向かって発射され、そのエネルギーを他の粒子に圧力を加えることによって伝えます。これは、この一度生成された力が何かその性質を変えることが出来る何らかの装置によって取り上げられるまでは、無期限に続きます。如何なるタイプのエネルギーも破壊されることはなく、一点から他点に移送されるのみです。一つのエネルギーである想念はそれが何かに利用されるまでは、宇宙を旅するのです。




【解説】
このように私達の発する想念は瞬時に限りなく伝播され、距離に関係なく伝達されるという訳です。問題はこれら想念は効力を存続させ、それと同調する者に影響力を発揮するということです。
宇宙の創造主も私達とそのスケールや威力は異なるものの、同様の原理を用いて万物の創造にあたったに違いありません。これら想念伝達の原理は万物創造の原理とも言えることでしょう。
各人の想いがやがて諸々の側面で実現して行くことの意義について、強調しすぎるということはありません。人々の暮らしの安寧を願う気持ちは高次なレベルと言えるでしょう。
これら各自の発する想念の響きについては、夏の夕方、山の林に響く無数の蝉の声を思い出します。無数の蝉が一斉に鳴き、大合唱になるその様は、こうした人々の想いを音として表現しているように思うのです。蝉の身体はそのほとんどが鳴く為の器官になっています。あの小さい身体で驚く程の声を出すのは、精一杯の鳴き声(想念)を出していることに他なりません。その成虫の短い期間の間、大宇宙に想念を発することに全てを懸けているように思えたことを思い出しました。


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