ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落113 [2019-02-12]


113 To demonstrate this relay, let us set up a row of dominos on a table, leaving a space between each one two-thirds the length of a domino. Now, using our finger to exert a slight pressure we energize, or propel into action, the first domino, which falls forward striking the second; thereby imparting its acquired energy to that domino. The second, as it falls, imparts its energy to the third, and so on until the last domino strikes the table; their total energy now having been transformed into sound and heat. The initial action here was produced by the forceful contact of two objects, our finger and the first domino, then conferred to the other objects by a system of relays.
113 このリレーを明らかにする為に、テーブルの上にドミノを一列に並べましょう。各々ドミノの高さの3分の2の距離を残して並べるのです。そして、私達の指を使って最初のドミノにわずかな圧力を加えるか、動かそうとします。するとそれは前に倒れて二番目に打当たります。そうすることで次のドミノに獲得したエネルギーを伝えます。二番目のものは倒れることでそのエネルギーを三番目に伝え、最後のドミノがテーブルを叩くまで続きます。それらの全体のエネルギーは今や、音と熱に形を変えられたのです。その最初の行動はここでは、私達の指と最初のドミノという二つの物体の力強い接触によって作られ、その後リレーの体系によって他の対象物に与えられたのです。





【解説】
本項でドミノの例から著者が示しているように、どんなに離れていても、私達の抱く想念は確実に伝わることが分かります。距離に関係なく私達の放つ意思や抱く印象は、発した源そのままに各地に再現され、伝播して行くのです。
このことは私達の放つ想念が、そのまま創造主にも伝達されることでもあり、大変に畏れ多いことでもあります。かつて日本には言霊(ことだま)という概念があり、人の放つ言葉は実現力があるとされていました。言い替えれば、言葉を放つ前の想念の段階で同様の効果・営業があるとも言えるのです。
また、ドミノの場合には、倒れたドミノは起き上がることはありませんが、自然界の波では、媒体は再び元の状態になり、次なる波を伝えることになります。想念の場合も同様にやがては発した本人に向かって想念が戻ってくることも考えられ、今度は発信者に向けて集中してやって来ることが想定されます。自らの発した影響力ある想念が今度は自分に大きな作用をもたらす訳です。良質な想念を常に発することが周囲のみならず、自分にも良い影響を与え続けることが良く分かるというものです。


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