ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落065 [2018-11-26]


065 It has been brought to my attention by many individuals that the fifth sense, as it is generally understood, is not the sense of feeling, but that of touch. This does not change the theory, as each of the four senses possesses this faculty of feeling, or element of conscious-contact, without which there would be no awareness. Touch is a bodily nerve reaction, while feeling is the cardinal Life Force. It is through the conscious-contact of this Life Force that sensation is produced.
065 多くの人々が、その第5感覚は一般に理解されているようにフィーリングの感覚ではなく、触覚のことではないかと私に知らせに来ています。しかしそれはこの理論を変えるものではありません。何故ならその4つの感覚もフィーリング、即ち意識的接触に関する要素の機能を有しており、それ無しには如何なる感知能力もないことになるからです。触感は肉体の神経反応である一方、フィーリングは基本的なる生命力なのです。感覚衝動が作り出されるのはこの生命力の意識的接触を通してなのです。




【解説】
テレパシー訓練で最も重要なのは、「フィーリング」と称される印象への鋭敏さです。この場合、通常の私達の五感と対比すれば第5番目の感覚である「触覚」に相当するのではないかという議論になってしまいます。古くからアダムスキー哲学を学んでいる人たちの間には、「フィーリング」を「触覚」と同じと考える方々も多かったものです。しかし、本項から分かるように著者は通常、私達が「触覚」だとしているのは、肉体の神経の伝達反応であり、一般的な感覚ではないと明言していることに留意しなければなりません。
本来の「フィーリング」とは各感覚をも包含するようなもっと高次なもので、意識的な広がりを持ったものと解せられます。言い替えれば、私達が未だ認識できてはいませんが、通常の感覚上の反応よりももっと深い所で想念波を知覚しているような存在だと思われます。
また、これらの知覚作用のやり方は本文中にあるように、丁度意識が他の意識と出会い、相手と交わる仲で互いの波動を感じ取り、互いを理解するような融合的な知覚作用を行っているのかも知れません。もちろん、そのような互いの交流であれば最初に会った瞬間にすっかり相手を理解してしまうような状況になる訳で、進化した他惑星人が最も得意とする分野かと思われます。


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