ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落061 [2018-11-14]


CHAPTER V
Feeling - The Cardinal Sense
061 According to popular belief we possess five senses sight, hearing, taste, smell and feeling; each of which, we know, has the ability to act independently of the others. We can see objects without using the senses of hearing, taste or smell. We do not need hearing, sight or smell to decern sweet from sour. Our olfactory organs work admirably without the help of ears, eyes, or palate; and sounds can be received through the auditory canal exclusive of the other three senses. This all goes to prove that the four senses work independently of each other.
第3章
フィーリング − 基本的な感覚
061 一般に信じられていることに従えば、私達は5つの感覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚そしてフィーリングを持っていますが、それら感覚の一つ一つは私達が知っているように他の感覚とは独立して働く能力を有しています。私達は聴覚や味覚、嗅覚を用いずに対象物を見ることができます。すっぱいものの中から甘いものを識別するのに聴覚や視覚あるいは嗅覚を必要とはしません。私達の嗅覚器官は耳や目、舌の手助け無しに見事に作用しますし、音響は他の3つの感覚を排除したまま聴覚の内耳導管を通じて感受されることが出来ます。これら全ては4つの感覚は互いに独立して働いていることを示しています。




【解説】
私達人間は長らく視覚から嗅覚までの4つの感覚を頼りに生きて来たということでしょう。それらはいずれも現世の結果物を把握するには十分でしたが、それ以上のものではなかったのです。
映画「2001年宇宙の旅」では太古の昔、猿人達が貧しく厳しい生活をしていた時、神秘的なモノリスが出現します。その猿人の群の内、そのモノリスに触れた者がやがて道具を用いることを発見します。以後、その集団は進化を遂げ、今日の宇宙時代への物語は急展開する訳です。
ここで象徴的に描かれているのはそのモノリスに猿人が触れるシーンです。当時、映画監督スタンリー・キューブリックがどこまで理解していたかは知りませんが、「触れる」ということの中に、本講座で言う「触覚」や「フィーリング」というより深い認識径路が含まれていることが重要なのです。
私達の触覚は宇宙の英知の本源に直接、接触できる機能も有しており、それを通じて得られる印象や想念には莫大な力が備わっているということを十分に理解する必要があります。


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