ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落055 [2018-11-06]


055 I knew that scientifically the human body was a marvel of construction beyond the duplication of man. Just one small function of the body, which scientists do not fully understand, is the working of the "chemical laboratories" within us which daily extract and distribute the essence of the foods we eat. This alone is proof that the natural actions of the body obey the laws of Cosmic Intelligence. It must then follow that the reasoning mind has become so immersed in the material world of effect, it has temporarily lost sight of its origin. Man did indeed "hide his light under a bushel."
055 私は科学的に人体は人間というものの複製以上の驚異の建造物だということを知っています。人体のわずか些細な機能であり、科学者達が完全には理解していないこととして、私達の中にあって私達が食べる食物のエッセンスを毎日抽出し、分配している「化学実験室」があります。この一つをとっても人体の自然な行動は宇宙英知の法則に従っている証拠になります。そのことはまた、論じがちな心が結果の物質的な世界に余りにも夢中になっている為、心は一時的にその元の由来についての視野を失っていることに繋がっているに違いありません。人はまさしく「ともした明かりを升の下に置いてしまった」のです。




【解説】
このところ風邪を引いてしまいましたが、寝込んでいると普段如何に人間の活動が奇跡的とも言えるように迅速円滑に行われているかが実感します。
私達の日常の何気ない行動は、自らをその行動へと駆り立てる段階から、筋肉を動かす指令、身体を移動させる手順、またそれらのバランスを保つ動き、等々が組み合わさっています。野球選手の動きはこれら一般人よりはるかに迅速であり、それによって見事なプレイを披露しているのです。
一方、これらの機能も身体に一箇所でも不調が生じれば心の指令通りの行動は出来なくなります。一見単純な行動のように見えても実際には様々なメカニズムと代謝機構がその間に介在しており、それらが円滑に連携されているからです。今日ではTCAその他の代謝径路が人体各細胞に組み込まれており、活動のエネルギーを食物から化学的に得る仕組みも判明しています。
このように私達自身の中には、既に宇宙の英知とも呼ぶべき仕組みが備わっているのです。


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