ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落054 [2018-11-05]


054 My analysis continued. Since my human form had been brought into being by this Cosmic Intelligence, I, along with other forms of nature, must have inherited its laws and benefits, as well as its intelligence. Then why did I not have ready access to these birthrights?
054 私の分析は続きました。私の人間としての身体は宇宙英知によってもたらされたものであるからには、私も他の自然界の形有るもの達と同様、その知性と共にその諸法則や恩恵を受け継いでいる筈です。それでは何故、私はこれらの生来の権利を直ぐに入手出来なかったのでしょうか?




【解説】
こうしている内にも私達には様々な困難が降りかかり、時には病に至る場合も多いものです。それ程に今生の世界を生きて行く上で、苦労も多いように思われます。
しかし、こうした苦難の中にあってこそ、これまで学んで来た事柄の真価が現れることも確かなのです。一般には滅入ってしまうような状況でも淡々と事態を受入れ、現実に向き合おうことが出来るのは、それまでの学習の成果であるのです。
以前、海外の食肉工場を見学したことがあります。印象的であったのは、明日朝には屠られ肉となる運命の水牛達が実に穏やかな目をしていたことです。彼らは自分達がどういう運命にあるのか、良く分かっているように思われました。たとえ理不尽でもその宿命を潔く受入れる覚悟をしている者の姿がそこにあったことを忘れることは出来ません。
一方、私達人間はそのような道を辿ることなく、自分の生き方は各自に委ねられている筈です。本来与えられた人生の目的を各自どのようにして再発見し、実現して行くのか、自らに与えられた特権を生かす方策を開発する必要があるのです。


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