ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落039 [2018-10-15]


039 I then turned to a closer observation of the birds, insects and animals. In all three I found the same marvels of engineering. It is interesting to note that much of our present architectural knowledge has been acquired from studying the principles employed by nature. In fact, man thinks so highly of the engineering ability of the industrious beaver, that he now parachutes them in pairs into inaccessible territory so they will build dams to help control the disastrous floods which rush down to the 1ower valleys each spring. In this way, the little animals render man and nature an invaluable service; for where their dams dot the mountain streams, floods and soil erosion are cut to a minimum.
039 私は次に鳥や昆虫、そして動物達を綿密に観察することにしました。その全てで私は植物の場合と同じ工学の驚異を見い出したのです。私達の現代の建築の知識が自然によって採用された諸原理を研究することから得られたことに気付くのは興味深いことです。事実、人は勤勉なビーバーの持つ工学上の力量を高く評価していますので、つがいのビーバーを未踏の地域に落下傘降下させ、彼らが毎年春に低地の谷間に破壊的な洪水を引き起こすのを阻止する為に役立つダムを作らせています。このように、小さな動物達は人間と自然に計り知れない奉仕を尽くしてくれているのです。何故なら、ビーバーのダムは山麓の水の流れを点在させ、洪水や土壌の侵食を最小限に削減するからです。



【解説】
”自然に任せる”、”自然に治る”とか、私達は慣例的に表現します。そのどれもが自らは何ら努力せず後は自然が為すがままという態度を示すものです。この背景には自ら何もしなくても自然が元通りにして呉れるという前提があります。しかし、放置したその後、何も起こっていないということではありません。物を放置したとすれば、何も作用しなければその物は永久にその場に留まる筈です。
しかし、私達が不注意で傷つけてしまった自信の身体はもとより、剪定した木々もその後はわずかの時間で健全な姿に復活することを私達は目撃しています。
実はこのように自然界は私達が知らないだけで、多くの生命体が修復し、維持するように、その構成メンバーが協力し合って成り立っているのです。それらを私達は自然の復元力等々の用語として表現しているのですが、更に深く探求して各々の構成要素の連携した働きに注目すべきなのではないでしょうか。


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