ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 2章 段落037 [2018-10-11]


037 My gaze slowly traveled from wonder to wonder until it rested on the grass at my feet. Here, too, was the miracle of creation. As I stooped to study the slender, green blade, I realized humbly that no man on earth could create it. Nature alone had germinated the seed, guided the spear through the hard crust of the soil to the light of the sun, and brought it to full maturity.
037 私の注目は驚きから驚きへと移り、遂には足下の草に止まりました。ここにもまた、創造の奇跡がありました。私は屈んで細めの緑の葉を調べた結果、地球の誰一人としてこれを造り出すことは出来ないことを率直に自覚した次第です。自然が只独り、その種を発芽させ、幼芽を硬い土の塊の中で、太陽の光に導き、完全な成熟まで育てたのです。




【解説】
本項は普段私達が何ら価値を置いていない路傍の草、庭の雑草がテーマです。草むしりの対象でしかない草ですが、著者はそれらを詳しく見詰めて、その中に生命の源泉を見出しています。
このように私達が見落としていたものの中に、多くの真実があるということでしょう。単なる雑草と見なしがちですが、その姿の中には生命が生き生きと現されている訳です。
こうして見てみると、実に私達は生き生きとした生命活動の最中に居ることが分かります。この恵まれた環境を先ずは学び、その中で起こっている生命の仕組みや意思の交流をテレパシー研究の基礎に据えるべきだと著者は私達に示唆しているのです。



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