ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落025 [2018-09-21]


025 Man was created to be the perfect expression of all expressions; and he was endowed with the ability to reason that he might understand each effect in the scheme of life. He is innately capable of comprehending all states of Cosmic expression; from the very lowest, to the highest. But through ignorance he has prostituted this Divine gift; and now judges and condemns that which he sees about him. Whether he realizes it or not, by his judgments he exalts himself above the Creator; thereby causing a feeling of separation between himself and the Giver of all Life. But when he casts off the fetters forged by his carnal mind, he becomes the Knower; and is then one with the Cosmic Cause of all creation. All nature works in harmony with the Supreme Intelligence which gave it birth. Man stands alone; the sole distorter of the Law.
025 人は全ての現れの完全なる表現者として創造されました。そして人は生命の体系における一つ一つの結果を理解するかも知れないという推論の元にその能力を授かりました。人は生まれながらにして全ての宇宙的表現の状態を把握することが出来ます。最も低次なものから最高位のものまでです。しかし、無知の故に人はこの神聖な贈り物を売り渡して来ました。そして今や自分の回りに見るものを裁き、非難しているのです。人がそのことを理解しているいないに関わらず、その裁きによって人は自分を創造主の上に高ぶらせているのです。その結果、自分自身と全生命の贈与者との間に分離感をもたらす原因を造っています。しかし、人が自分の肉欲の心によって造られた足かせを投げ出すなら、人は知る者となります。そして全創造物の宇宙的因と一体になるのです。全ての自然はそれを誕生させた至上なる英知と調和して働いています。人のみが独り立っているのです。唯一の法則の曲解者として。





【解説】
私達は自分自身の心が造り出した足かせの下で周囲から孤立し衰えの中、人生を終えるのでしょうか。幼年期は見るもの聞くもの珍しく新鮮な毎日でありました。壮年期には不自由な社会の中でストレスの多い生活を送り、老齢期は健康面でも不安な日々を送ります。そして最期の時を迎えるという訳です。
人それぞれに人生の終わり方を迎える訳ですが、真の意味で生まれ来た目的を全うし得た人は少ないのではないでしょうか。もちろん各自にとって多くの理由があり、不運もあるのですが、圧倒的に問題であったのは、自身の心の在りようであったのです。
私達は本来はもっと大きく拡がった視野の下、創造主に祝福された存在として生まれて来ました。しかし、自らの心に自分の支配を許し、形あるもの目に見えるもののみにすがって生きてしまい、本来の大自然、大宇宙の声には耳を傾けて来なかったのです。その結果、大自然の中で他の生きものとは隔絶した孤独な存在になってしまいました。同じ環境に居ながら穏やかに調和した生きもの達のハーモニーから離れた生活を送るようになったのです。
従って私達が先ず為すべきことは、私達が見過ごしていた大自然を流れる声明の息吹を感じ取ることであり、他の生きもの達と親しむことであるのです。


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