ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落013 [2018-09-04]


013 We generally think of a language as being a system of word-pictures, either in the form of the written symbol or vocal sound; so in seeking an acceptable means for the exchange of knowledge, we have naturally turned to these familiar methods of expression. However, with either the spoken word or written character, we are dealing with decidedly limited fields.
013 私達は概して言語というものを書き留められた記号か音声の形式による言語イメージとして考えており、その為、知識の交流の為の好ましい手段を探すに当って、私達は自然とこれら親しんだ表現方法に関心を向けて来ました。しかしながら、話された言葉や書かれた文字では私達は断然、限られた分野しか取扱っていないのです。




【解説】
宇宙普遍の言語とはとのようなものかについて、私達自身も考える必要があるでしょう。私達漢字文化圏においては、本項で著者が示唆しているように漢字は元来、イメージを模式化して生まれたもの、表意文字として知られています。
しかし、言葉では伝えたいイメージを完全に伝授することは出来ないのです。多くの詩や文は著者の心境を表すものですが、一つのイメージを完全に伝え切る為には、多くの言葉を用いてこと細かく説明する必要があるということでしょう。
もし、私達が直接、作者の心境を探ることが出来れば、読者を作者の意向をもっと的確に把握出来るものと思われます。音として、或いは文字として発する前の心境を直接感知することが、大切な部分かと思います。


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