ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落012 [2018-09-03]


012 In recent years there has been a greater trend, than ever before known during this present civilization, toward the advancement of ideas that would produce a better understanding, and a more enduring relationship, between men and nations. The advent of radio, television, wireless telegraphy, etc., has done much to unite the world. Naturally, this has led to discussions among learned men as to the feasibility of evolving a universal language; for they know it would further facilitate intercourse between the peoples of different nations. Although several so-called universal languages have been compiled, such as Esperanto and Ro, to date no word-system has been developed which will meet with the approval of all nationalities.
012 近年ではこの現在の文明の中で、これまでに無い程、人々と国々の間でより良い理解と永続できる関係を作り出す概念の発達に向けたより大きな傾向が存在するようになりました。ラジオやテレビ、無線電信その他の出現は世界を結束させる為に大いなる役割を果たしました。自然の成りゆきとして、このことは知識人の間に普遍的な言語を発展させる実用性について議論を導くこととなりました。何故なら、彼らはそれが異なる国の人々の間における交流を促進することを知っているからです。エスペラントやロー語等、いわゆる普遍的言語と呼ばれる幾つかの言語が編纂されましたが、今日までどの言語体系も全ての国家の承認を得る程には発展していません。




【解説】
海外で仕事をされた方はお分かりになるかと思いますが、海外では仕事をする上で最も大きな問題は言葉だと思います。現在では何処に行ってもインターネットはつながりますし、携帯電話も使えます。しかし肝心の現地の人々との会話や付き合いとなると現地語の通訳さんに依存するのが実態ではないでしょうか。
実は今から50年以上も前、アダムスキー氏による質疑応答の中に「将来、何語が世界共通語になるのか?」という質問に対し、アダムスキー氏が「アメリカ英語だ」と答えている日本GAPのニューズレターを読んだものです。ちなみに当時高校生であった私はそれを読んで、他の言語から英語に軸足を置き、今日に至っております。
全世界的な交流が更に飛躍した今日、ますます普遍的な言語に対する需要は大きくなっているようですし、アメリカ英語への本格的な修得志向も高まっています。
一方、このような共通言語へのニーズの奥には、私達人間がもっと共通の言葉を持つべきだという本質的な洞察があるものと思います。これまで互いに途絶された環境にあった故に各地方で異なる言語になった訳ですから、共通の環境になれば共通の言葉を持つのは当然な訳です。
今後の地球社会がこの点でどのように展開するのかは分かりませんが、先ずは人間社会の共通言語として英語を、更に生きもの共通の意思疎通の径路として本講座で説くテレパシーを身に付けることが望まれているように思います。


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