ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 1章 段落009 [2018-08-29]


009 Our present civilization has always been awed by the ability of certain of its members to receive visions of forthcoming events, or mental impressions of incidents occurring at a distance. Not until 1885 was this enigma labeled and placed in the scientific files for investigation. In that year, the Physical Research Society through Mr. Myers, an outstanding figure in that field of investigation, issued the following statement: "We venture to introduce the word 'Telepathy' to cover all cases of impressions received at a distance without the normal operation of the recognized sense organs."
009 私達の現在の文明はこれまでも、その構成員の中に将来起る情景、或いは遠くで起っている事故の心的印象を受けるある能力を持つ構成員によっていつも驚かされて来ました。1885年以前はこの謎めいた出来事は調査の必要な科学的ファイルの中に分類され置かれることはありませんでした。その年、この分野の調査では著名な人物であるマイヤー氏を通じて物理研究協会(訳注:実際には"the Society of Psychical Research心霊研究協会"と称される学術団体であった)は以下の声明を出しました。「私達は『テレパシー』という言葉を認識されている感覚器官の平常な作用によらず、感受する全ての印象事例を指し示すものとして思いきって導入することとする。」




【解説】
本項は「テレパシー」という言葉は1885年に誕生した経緯を述べています。それまでは何か神秘や魔術的能力であった概念は、新しい人間の潜在能力の一つとして科学的な研究対象とされた訳です。新しい命名は確かに人々に新鮮な探究心を起こしたものと思われます。
もちろん、本講のタイトルが目指すのもこれと同じ方向性を持つものと言えるでしょう。
実は既にご存知の通り、他惑星人にあってはその能力は極めて当たり前の知覚能力になっており、その有用性は広く認識されているのです。特に難しい能力でなく、むしろ自然界のあらゆる動植物がその能力を活用しています。本来、万物に備わった能力を私達は長らく忘れ去っている為、新たに学び直すということでしょう。私達は本講座を通じて自分の隠れた能力を再発見する旅を始めるのです。


第1部 1章 段落008 [2018-08-28] <<  |  >> 第1部 1章 段落010 [2018-08-30]