ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落440 [2018-07-10]


440 Lesson seven was on Cosmic memory and the importance of memory in order to benefit from past experiences. The mind is not a good retainer of memory unless it blends with the consciousness where memory is eternal.
440 第7課は宇宙的記憶と過去の体験から恩恵を受ける為の記憶の重要性についてでした。心は記憶が永続する意識と融合しない限り、記憶の良い保持者にはなれないのです。




【解説】
私達は体験を通じて学んで行く訳で、その体験を記憶していられなくなれば、再び同様の過ちを繰り返すことにもなりかねません。私達が成長して行くのは、これら経験を積み重ねることに由来しているのです。
しかし、残念ながら私達地球人の記憶力は甚だ弱いものと言わざるを得ません。まして高齢になると新しい事柄や最近の出来事が容易に記憶されない事態が生じます。昔のことは覚えていられるのに、最近のことを記憶していないというのです。その原因は各人の記憶容量の限度によるものか、脳内部の衰えによるかどうかは分かりませんが、残念な現実と言わざるを得ないのです。
一方で優れた音楽家が楽譜を見ずに長い曲を演奏する等、人間本来の持っている記憶の素晴らしさには驚くばかりです。このことについては本文の短い語句の中に示されているように、実は記憶は意識の中に蓄積され、意識と融合することがそれを引き出すことが出来ると示唆しているのです。
意識が英知である所以がその記憶性にあるということでしょう。演奏家は自ら意識の扉を開いてその中に温存されている記憶を手繰り寄せて演奏しているという訳です。


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