ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落401 [2018-05-16]


401 Before starting our excursion to some of the planets that we know about, let us take the position that is sometimes called day dreaming. When this takes place the mind withdraws its interest from the present surroundings and becomes absorbed in the so-called dream. Conscious consciousness draws the mind's attention to itself to such an extent that any one could pass before the one so absorbed and his presence would not be felt. In other words a sort of telecasting connection is made between the consciousness and the mind and time and distance do not mean anything for the mind is interested in the scenes that the consciousness is bringing to it. Many people while reading Inside The Space Ships lived the experience with me and partook of the same exhilarating feeling that I had while describing the scenery and the words of wisdom given to me. This is the state in which one must place himself - the union of mind and consciousness for both are equally real.
401 私達が知っている惑星のいくつかへの旅行を始める前に、時として白日夢と呼ばれている姿勢に就いて見ましょう。これが起る時、心は現実の環境からその関心を引き上げ、いわゆる夢と呼ばれる中に吸収されるようになります。意識的な意識が心の関心を意識自身へそのように引き寄せる為、その者の前を人が通ってもその存在は気付かれない程です。言い替えれば、ある種のテレビ放送の回路が意識と心の間に形成され、時間や距離は意味をなさなくなります。何故なら心は意識がもたらす光景に関心を持つからです。多くの人々が「同乗記」を読んでいる間、私と一緒にその体験を生きていましたし、私がその光景や私に与えられた智恵の言葉を表現する間、私が得た心踊る感覚と同じものを共にしたのです。これは人が自分自身を置かなければならない心と意識の統合の状態です。何故なら両者は等しく実在のものだからです。




【解説】
私自身、本項で説かれているような"意識による旅行"を実行する段階には至っておりませんが、本文で説かれている内容から、頷ける部分も多いように思われます。
つまり、著者が私達に説いているのは私達自身の心の関心の先を自分自身や周囲の環境にではなく、本来の関心事に向けるということです。よく幼児達が絵本を読む中で、その絵本の世界に没入してしまうのですが、そのように私達自身も自らの関心事、知りたいとする対象と一体化すること、融合することが必要だということでしょう。
その為には、私達自身の取り組み姿勢をより純粋に、より謙虚に整えること、またその過程で感受した印象を素直に受け入れる必要があるように思います。その為には、二心あるような状況ではダメで、常に誠実な心境が必要かと思われます。宇宙をご自身の身体の一部と思えるような心境になれば、自分の意識で何処までも探求の旅に出ることが出来ることでしょう。


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