381 There are not too many people who know the difference between that which is real and the copy. Inventors and artists use this method, and that is how some new inventions that man's imagination thought impossible have come about, for the real is always possible.
381 どちらが本物でどちらが複製物であるかの違いを知る人は多くはありません。発明家や芸術家はこの方法を用いており、それが人間の空想が不可能だと思って来たような新しい発明品が生まれることの次第です。何故なら真実なるものは常に可能なものだからです。
【解説】
いつも思うことは本物の印象と偽者の識別をすることの難しさです。湧き上がる印象を大切にするようになっても、この識別は容易ではありません。私は印象を受ける度に、それが指し示す状況がその後正しいものであったか否かを常に追及しようとしています。つまり、印象を受ける度にその源泉とその示す方向性が正しいか、自分がその印象に本当に従うべきか自身に問い掛けるようにしています。その上で、関心が持てればその印象に従います。もし、その結果が印象通りの結末でなかった場合は、その時の自分の判断が誤りであり、当時の心境を反省するというものです。
人それぞれ取り組まれる内容は異なるかと思いますが、無数の小石が広がる浜辺で貴重な宝石を見つけるのは困難が伴いますが、光輝く宝石は自ずと美しい光を放っており、見る人が見れば容易に探し当てることが出来るものでしょう。先ずは輝く印象を感受することが始まりです。
第10課 段落380 [2018-04-06] <<
|
>> 第10課 段落382 [2018-04-10]