ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第09課 段落335 [2018-01-29]


335
In the cosmic organization there is no fear, so the fears that all humanity knows come from foreign cells created by the sense mind. There are many foreign cells that cause envy, jealousy, suspicion and etc., that hinder the growth of the individual in becoming one with the cosmic purpose. These are very powerful for they have been given dominion in this world for ages. And they have the sense mind serving them first. But when this is realized and worked with, the chemicals of these cells begin to change in line with the Cosmos.
335 宇宙秩序の中には恐怖は存在しません。それゆえ全人類が知る恐怖の類いは感覚心によって造り上げられたよそものの細胞から来ています。宇宙的な目的と一体になろうとする各個人の成長を妨げる妬みや嫉妬、疑惑等を引き起こす数多くのよそ者細胞が居ます。これらは何世代にわたってこの世界での支配権を与えられて来た為、大変力があります。また、それらには真っ先に仕えるべき存在として感覚心があります。しかし、このことが理解され、努力すれば、これら細胞の化学成分は大宇宙に沿って変化し始めます。



【解説】
本来、私達の身体の大部分を占める宇宙的細胞は恐怖を感じることはないと本項は説いています。宇宙は調和や融合に基づき各々が尊重される世界であり、恐怖などという要素は無いのです。
先日、In the shadow of the moon(日本語名ザ・ムーン)という月面着陸当時の宇宙飛行士達の後日談や当時の心境について語られたビデオを見る機会がありました。その中で複数の宇宙飛行士が宇宙空間では地上とは別の、ある種、創造主と直接接しているような感覚になったことが述べられていました。
私達自身の課題として、限られた心の技量の下で自己保持を模索するあまり、恐怖に支配されていることがあります。この恐怖心は各種保険業の隆盛を見ても分かるように、社会全体の仕組みにまで発達するまでになり、恐怖心をビジネスにするまでに至っています。
しかし、私達はこれら恐怖の源泉が私達の心にあり、それらに一部の肉体細胞が従属していることに問題があることを明確にする必要があります。その上で各自が恐怖に向き合い、その本質を直視することが解説の一歩になります。以前、ウエイン・ダイヤー氏が”あなたの悩みは何処になるのか”と聴衆に問いかけていたシーンを思い出します。身体各部の大部分の細胞は毎日、喜々として活動しており、独り心だけが悩んでいるという訳です。従って、理解が進めば、全ては宇宙的な状態に復帰でき、調和出来ることになります。圧倒的な宇宙法則の中で、不協和音は存続することはないからです。


第09課 段落334 [2018-01-26] <<  |  >> 第09課 段落336 [2018-01-30]