ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落309 [2017-12-13]


309 This portion of the lessons should be firmly adhered to, for in the forthcoming lessons we will venture into the Cosmic Sea of Consciousness. This will bring many revelations according to the individual, and the mind may have a tendency to dislike what it views. i.e. You may see yourself in a million different expressions in past existences, and the mind may tend to discriminate between the scenes, as some will not be flattering according to the mind. In other words, the mind must learn to face reality. For life is not made of just the sweet, as the sour is also in the plan. Yet by putting the sweet and the sour together we get a pleasant combination. It must be this way if man's form and mind are to progress and develop into something finer. Nothing can be omitted if one is to have full knowledge.
309 教科の内、この部分はしっかり固守されなければなりません。何故なら次に来る教科において私達は意識の宇宙的海の中に踏み入れることになるからです。これは個人によっては様々な啓示をもたらすことでしょうし、また心は見たものについて嫌悪を感じる傾向があるかも知れません。即ち、貴方は過去生における何百万もの異なった自分自身を見るかも知れませんが、心は場合によっては自らを楽しませるものではない為、それらの光景を分け隔てする傾向になるかも知れないからです。言い換えれば、心は真実に直面することを学ばねばなりません。生命は単に甘いだけのものから出来ているのではなく、酸っぱいものもその計画には含まれているのです。しかし、甘いものと同時に酸っぱいものを合わせることによって心地よい組み合わせを得るのです。もし、人の身体と心がより繊細なものに進歩し発達するにはこの道でなければならないのです。人が完全なる知識を得るには、何物をも除外出来ないのです。




【解説】
今後、私達が学習を進めるに当たって最も重要になるのは、各自のこれまでの歩みを理解し現在の自分を知ることでしょう。実はそれほどに自分の過去の生き様を知る段階に達するには随分と学習を進めなければならないという訳です。
各人の個性、性格がどのように形成されて来たかについては、それなりの歴史がある筈です。自分自身を理解する為にはそれら過去の人生にも直面する必要があり、それらの記憶は学習を続けるにつれてよみがえって来るものと思われます。
各細胞、各分子原子が保持する記憶を再びよみがえらせることで、それらが可能となるでしょうが、一方で著者はその際、様々な過去の体験を良否の判断なくそのまま受け入れよと説いています。つまり過去は一定の役割を果たしたものであり、過去を悔いたり恨んだりしてはならないということでしょう。こうした過去の体験の上に今日の自分があるということです。


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