ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落285 [2017-11-08]


285 When I succeeded in doing this my mind felt that a vast door has been opened to an unlimited vision. And I experienced a full comprehension of things that my mind had never heard before. It was a feeling of no limitation, and everyone, including the ship, seemed to be a part of me. The ship seemed to become a living thing and for the first time I understood how a Captain of an ocean liner feels when his ship is sinking. In many cases he sends the crew away but he stays with the ship. And should he leave the ship he keeps looking back until it is seen no more, and he feels that a part of him went down with the ship. And a part of him did go down with it which he can never forget, for its impressions were so intense. You see the ship's life was also the captains life as they had lived together so much that they became like two persons, each sharing the others feelings. One was the intelligence of the captain, the ship was the servant, and through this they became as one.
285 私がこのことに成功した時、私の心は何か巨大な扉が無限に続く視野へと開かれているように感じました。そして私はかつて私の心が聞いたことのない、ある完全な物事の理解というものを経験したのです。それは無限の感じであり、誰もが、その宇宙船も含めて私の一部のように思えました。宇宙船は生きているもののように見えましたし、はじめて私は大洋を渡る客船の船長がその船が沈む時にどのように感じるかを理解しました。多くの場合、船長はその船員を退避させますが、彼は船に留まります。また彼が船から退去するにしても、彼は見えなくなるまでその船を振り返って見ていることでしょう。そして、自分の一部が船といっしょに沈んだと感じます。そして彼の一部は実際、それと共に沈んで行き、彼はそれを忘れることは出来ません。その印象がそれほど強烈だったからです。お分かりのように、その船の生命はまたその船長の命でもありました。両者はそれほどに長い間共に暮らした為、二人の人物のようになり、互いに他が抱く印象を分かち合っていたからです。その二人とは一人は船長の知性であり、船はその召し使いでした。そしてこれを通じて二人は一体になっていたのです。




【解説】
土星旅行記の中には、"乗員と宇宙船が一体化した"という記述があったように記憶しています。つまり、他惑星の宇宙船の中には私達の考えが及ばない高次な機能が装備され、私達に意識と宇宙船が融合していたということでしょう。また、宇宙を高速で移動する上でも、そのような状態が必要であったという訳です。
私達が現在取り扱っている「意識」はこのようにあらゆるものと"融合"し、協調することを可能とし、対象を構成する分子・原子と印象を通じて交流することを可能とするものです。おそらくその状況になれば、万物は輝き、神々しいまでに光を放つほど、高揚し、一体化することでしょう。自も他もない世界です。
そうした中では私達が望むことは、直ちに万物が呼応し、そのイメージを具現化するために働くことでしょう。かつての仏陀やイエスが成した奇跡はこうした作用から生まれたものと思われます。
そこで重要な所は、この意識を万物の下に広く解放し、あらゆるものと融和・融合させて、意思(印象)を交流することです。私達が取り組んできた課題はこのように地球にも影響を与える大きな意義を持っているのです。


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