ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第07課 段落250 [2017-09-18]


SCIENCE OF LIFE - STUDY COURSE
LESSON SEVEN
Cosmic Memory
250 As man is not a man without a memory, then his memory is essential for the continuance of life. And the reason that most people do not remember their past experiences through various lives is because the mind never learned to memorize the important values gained. It has depended upon effects which are momentary and they come and go, especially the ones that we call unimportant that the ego feels are of little value.
生命の科学−学習コース
第7課
宇宙的記憶
250 人は記憶無くして人ではない以上は、彼の記憶こそ生涯の連続にとってかけがえのないものです。そして、ほとんどの人々が彼らの過去の諸経験を思い出せないのは、心がこれまで一度として獲得した重要な価値を記憶することを学んで来なかった為です。心は時にやって来て、また過ぎ去る諸結果に頼っていて、特にエゴが感じる事柄は私達はほとんど価値がないものと言うことが出来ます。



【解説】
各自の人生にとって何が一番大切かと言えば、「記憶」であると本項は説いています。折角苦労の末に得た経験も、もし失うこと、その記憶が喪失されることになったら大変です。得られた知識も失われることになる訳です。
しかし、これらの事柄は私達が死を迎え、次の人生に引き継がれるべき記憶については、残念ながらほとんど継承されているとは言えないのではないでしょうか。折角得た知識も技能もその人生の終わりとともに失われるというのが地球の現状かと思われます。わずかに幼くして天才とも称せられるような才能を発揮させる者が出ますが、おそらくは彼らは自らの前の人生で得た記憶を保持し活用出来た者と言えるでしょう。
記憶、とりわけ宇宙的記憶は最も重要なもので、私達が自らの力だけで生命の神秘を探究せよとするのは、そうでなければその肝心な記憶が本人に残らないからです。また、記憶は各分子原子に蓄えられるとされており、やがては子孫を含め後世の者にも影響を与えることにもなる筈です。即ち、自らが優れた記憶を持つことは後世の者達にも役立つことになるのです。
南アジアでは釈迦は悟りを得るまでに10回の生涯を送ったと伝えられています。実はそれほどに今日私達が取り組んでいる課題は壮大なものであり、それゆえに各生涯の記憶というものを如何に次の人生に引き継ぐかについて私達は真剣に考えなければなりません。


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