ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落242 [2017-09-06]


242 And all of this is present within you now, like the feeling of how you would like to be treated by others, so just return the same to all forms of life. But do not give up because you do not succeed on the first, second or third try. Just become more determined to master the situation. And the more determined you are the better the results will be.
242 そしてこの全ては、丁度、他の者にそう扱われたいと思う気持のように現在の貴方の中に存在しますので、ただ生命のあらゆる形あるものに同じことを返せば良いのです。しかし、貴方が一度や二度、三度の試みでうまく行かなかったからといって諦めてはいけません。その状況に熟達するにはより深く決意すれば良いだけです。そしてより深く決意すればする程、より良い結果が付いて来ることでしょう。




【解説】
私達が自分自身にも生命の美しさが表現されていることを知り、自身が父の家で暖かく受け入れられていることが分かった後、私達が為すべきことは何かということが問われています。
それは、私達自身が真の家族の一員となる為には、私達自身、その一員に相応しい態度、行動をとるべきなのです。それはイエスの言った言葉、「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」ということです。
本項は、その事は何度も試みなければならない程、実は難しいことだと諭しています。長年の自己中心な生き方を転換するのは容易なことではありません。しかし、決意を持って何度もチャレンジすることによって、そのような行動が自然と出来るようになるということでしょう。
かつて他惑星人は「同乗記」の中で、自分の命を犠牲にしても他人を助けることを極当たり前のこととして語っていましたが、それ程に彼ら他惑星人は他者に対する包容力、寛容力は大きいのです。仏教では他者の為に祈り、行動することを”菩提心”としています。菩薩の心の有り様はこれであり、厳しい中にも暖かく見守る姿 私達が基本となる父の家に戻った後、私達自身何をすべきかを本項は説いています。
もちろん、人それぞれに異なる役割や才能が割り当てられているのですが、それらの任務を果たす為には各人の努力が必要となります。
単に夢想するだけでは現実化しません。自らの才能も自ら見出す必要もあるのです。しかし本項はそれを地道な努力によって達成出来ると励ましています。そもそも私達自身、当初は歩くことすらままならない幼児の時を過ごしたことも覚えていますし、当初不可能と心が危ぶんだことも、その後は難なく達成できていることも多いのです。
宇宙の仕組み、生命の役割について多少なりとも知ることが出来た以上は、その者の抱く想念は現実に作用する力が強くなり、これまで以上に現実化が早まるに相違ありません。その強くなった想念・印象の力を私達は慎重に吟味し、現実化に向かうべきものを選び出し、その実現に向けて掘り進めるべきなのです。として建立されている菩薩像が私達を惹きつける魅力はそこに由来しています。


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