ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落240 [2017-09-04]


240 And you do not have to give up anything that you enjoy in life now, but replace the extremes that are indulged in with moderation. And permit your mind to see God manifesting in all forms of life and in every cell that makes up the form. For the life of any form and that of a cell is the life of God expressing in varying degrees through the many forms.
240 そして貴方は現在の生活で楽しんでいるどのようなものも諦める必要は無く、ただ欲しいままにしている極端さを適度さに置き換えるべきなのです。そして貴方の心をして、あらゆる生命の形あるものの中、そしてその形を作り上げている一つ一つの細胞の中に神の現れを見させることです。何故なら如何なる形あるものの命、細胞一つの命も皆、様々な形あるものを通じて多様に表現される神の生命であるからです。


【解説】
どのように過ごすことが求められているのかについて、著者は当面は、私達に従来通りの生活を続けてよいこと、また重要な行動のポイントとして、適度に行うことを勧めています。いわゆる「中庸」の必要性を説いているのです。
つまり、苦行をして覚醒を求めるというような手段でなく、世の中のありのままを観察し、その働きの中に創造主の現われを見るということです。これは仏陀が苦行の末にそのような訓練の限界を知り、スジャータから寄進されたお粥を食する中で、悟りへの道を拓いたとされることとも一致します。極端な苦行は無用だと仏陀が悟ったことも、本項と同じ主旨かと思われます。
しかし、それでは今までと何ら変わらないと懸念される方も居られるのかも知れません。重要な点は、全ての自分の行動や抱く想念の基礎をプライドにまみれた自我に置くのではなく、宇宙的に拡がりを持つ創造主の意思、目に見えないが万物を支えている創造主の生命波動に置くところが大きな転換点であるのです。


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