ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落239 [2017-09-01]


239 And it makes no difference how many books you read, or how many religions you embrace, or how many courses you may take and teachers you may have, not any of these will bring this reality to you unless you do as the prodigal son did. Die in the pride of the will and the ego and be reborn in humility and the WILL OF CONSCIOUSNESS.
239 そして貴方が如何に多くの本を読んだかとか、如何に多くの宗教を奉じたか、如何に多くの教科を受講し教師を得たかといった事柄は貴方がその放蕩息子がしたように行わない限り、そのどれひとつもこの現実を貴方にもたらすものではありません。自分の意志のプライドと自我を葬り、謙虚と意識の意志の中に生まれ変わることです。




【解説】
結局、私達が精進する上での最大のポイントが、この放蕩息子の帰還に言い尽くされているということです。父・創造主に従うことを決心しない限り、また自らの意志で父の家の一員に復帰することを決断し、行動しない限り、私達の目的は達せられないということでしょう。
哲学書や宗教経典は異なる角度からであっても、皆同様な事柄を説いているように思います。つまり、その根底は同じであり、いたずらに様々な枝葉の知識を増やすことに時間を費やすべきではないということでしょう。
問題は本項で著者が具体的に何を行えと諭しているかにあります。私達は自分自身に責任があり、今後どのように生きたいのか、結論を出す責任を有しています。その私達が日々の生活の中に何を最優先に取り組むべきか、どのような心境を維持するべきかを突き詰めなければなりません。
その分析と決意無くしては実りは無いということでしょう。百の教えを聞いたとしても、一つの実践に勝るものはありません。一つ一つの実行によって新たに体験や知識が得られる中で、一段ずつステップアップを図ることが出来るという訳です。単に読むだけの知識レベルに留まっている限り、いつまで経っても初心者コースに留まる他ないからです。


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