ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落233 [2017-08-24]


233 Did not Jesus say, he who is trying to save his life shall lose it? Isn't this what the ego is afraid of by giving up its will to consciousness? This is also a lack of faith in the Creator whom we call God. For Jesus also said, he who gives up his life shall find life eternal. Meaning, he who gives the will of the ego unto the will of consciousness shall partake of life eternal. For consciousness is eternal and proceeds all forms. And without it there would be no forms, for an unconscious form is a dead form.
233 イエスは自分の命を救おうとする者はそれを失うとは言わなかったでしょうか?これはエゴがその意志を意識に差し出すことで恐れていることを指すのではないでしょうか?これはまた、私達が神と呼ぶ創造主に対する私達の信頼の不足でもあります。何故なら、イエスはまた、自分の命を捨てる者は永遠の生命を見い出すとも言いました。それはエゴの意志を意識の意志に譲り渡す者は永遠の生命を共にすることになるという意味です。何故なら、意識は永遠であり、万物を先んじているからです。そして意識無しには如何なる形有るものも存在しません。意識の無いものは死んでいるものだからです。



【解説】
重要な点は、本講座で繰り返し説かれている「意識」なる存在が物質即ち「結果」の世界を導いているということです。つまりはこれから現実に起こる事柄は全て意識の上に先立って進行しており、その示唆を印象や想念という形で私達に示しているということです。
文字通り、万物を動かしている衝動作用が意識であるということです。また、自ら進んで意識を受け入れることで、私達は進化の道を歩むことが出来るという訳です。
しかし、これらの事柄を実行に移すことは容易ではありません。先ずはこれまで自身の主人公であった自我をその座から退かせ、代わって意識にその座を委ねる必要があります。即ちこれまでの経験や前例から自我が類推していたことから、全てを自身が感受した印象へと舵を転換することが必要となります。また、自分の進路を意識に委ねる訳で、その為には私達はいわば「意識」に帰依することが必要となるからです。意識への信頼、従順さが無ければ、それと繋がる径路も得られないことになるのです。私達が永遠なる道を歩む為には、これまでのような自我中心の生き方を「意識」の僕(しもべ)に転換する必要もあるのです。


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