ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落231 [2017-08-22]


231 Once the mind realizes its weakness that has caused much unpleasantness during its life, it should then be determined, even thought it is painful at the beginning, to lend itself to conscious guidance. These obstacles could arise when it tries to do this ; A thought of fear of losing its identity and authority that it has had during its domination even though it encountered many mistakes and uncertainties on its path of self-will. For lacking knowledge, it followed effects with no more knowledge than it had as it repeated mistakes, and alibied for them with a hope of bettering its position instead of correcting the mistakes.
231 ひとたび心がその生涯の間に多くの不愉快な体験をもたらした心の弱さを自覚したならば、心ははじめは苦痛と感じることがあっても、それ自身を意識の導きに委ねることを決心すべきなのです。これを為そうとする時にはこのような障害が発生することがあり得ます。つまり、例えその自己の意志の道筋において数多くの過ちや不安定状態に遭遇したとしてもその支配の間に得ていた心の独自性と権威を失うことへの不安感です。何故なら心は知識が不足している為に、それ自身と変わらぬ知識しかもたない諸結果物に追従し、過ちを繰り返しており、それら過ちを修正することに代えて自分の地位をより良くしたいと思ってアリバイ作りを行って来たからです。



【解説】
人知れず自分に向き合う時、人は自分の弱さを実感することでしょう。何よりも将来の不確実さや、自らの健康、家族の行く末等々、数えればきりがない程、私達は不安な要素を抱えています。
しかし、本項で著者はこれらは心の弱さであり、自尊心を捨てて意識の指導の下に生きて行くようにと諭しているのです。
ではどのような心境を起こせば、それに沿った暮らしが出来るかが問題です。宇宙的意識が全能であり、自身もそれによって生かされていることは、知識としては理解している訳ですが、それをどのように実感し、認識しているかが問われているのです。つまり、具体的にはどのような心境を維持すべきかという訳です。
これについては、私自身、印象・インスピレーションを大事にする、それらに従うことだと考えております。宇宙意識からの指導は常に印象・想念としてもたらされます。その精妙なヒラメキを受け止め、その持つ意義の重大さを自覚することが、第一歩のように思います。その為に、先ずはそれらの高レベルの想念波動を自ら受け入れる態勢にすることが肝要となります。


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