ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第06課 段落230 [2017-08-21]


230 And this can only be done by allowing the consciousness with its unlimited power and knowledge to put the house in order.
230 そしてこれは無限の力と知識を持つ意識にこの家の中を整頓させることによってのみ、なされ得るのです。




【解説】
何事も整理することが基本のようです。とかく習慣に流される私達は何ら整理を行わないまま、ただ様々なものを貯め込みがちですが、結局は未整理の山の中で暮らしているという訳です。
悩みも同じで、自分が何に悩んでいるかすら整理出来ていないまま、無為な時間を過ごし易いようにも思われます。
これに対し、仏教では僧侶はものを持たず、その日の暮らしを毎朝の托鉢で得た糧で過ごすべきとされています。世俗的見地からは不安定な生活に思われるかも知れませんが、僧侶の生活は「仏」を中心に据えるもので、こうした目に見えない指導的想念を据える中で、心の中から煩悩は消え去り、すっきりした状況になるものと思われます。
今はやりの「断捨離」もこうした整理を実行し、自分にとって真に必要なものだけを取り出す、整理の過程かと考えます。自らの想念を観察することや自然界の営みを観察する中で、その中に流れる宇宙的印象を感じ取ることもこれに類似した整理を示唆しています。


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