ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落211 [2017-07-21]


211 This recalls an incident which happened to my wife Mary, who has since passed away, when she became lost at night fall in a jungle of high wild lilac which covered only a half acre of land. She became frightened and called for help, even though she was only about 500 yards from home. This is used only as an example to show how easily one can become lost in a jungle of self opinions which are contrary to cosmic purpose.
211 このことはずっと前に亡くなった私の妻メアリーに起こったある出来事を思い出させます。それは彼女がわずか半エーカーの土地を覆っていた野生の背の高いライラックのジャングルに夕暮れ、道に迷った時に起こりました。彼女は恐ろしくなって助けを呼んだのです。家からわずか500ヤード足らずの所に居たにもかかわらずにです。この事例は宇宙的目的に正反対な個人的意見というジャングルで人は如何に簡単に道に迷ってしまうかを示す例として用いているにすぎません。




【解説】
薄紫色の花をつけるライラックは日本では札幌等が有名ですが、おそらく著者の自宅の近くにそのような花園があったものと思われます。ちなみに「半エーカー」とは日本式に言えば「約600坪」の大きさです。(1エーカーは63m×63m)。
そのような場所でも中に迷い込み出口に通じる経路を見失うことがある訳ですが、心が不安になると実際にはどんなに出口に近くてもパニックに陥り易いということでしょう。後から考えれば滑稽に見えることが実は多いように思えます。
私達はこうした場合、自分の不安になる心を鎮め、その理由が何処にあるのかを諭し、かつても類似した経験を思い出して、再考させる必要があるように思っています。心が不安としている原因や理由を突き詰め、自分自身の弱さと対峙する必要があるのです。


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