ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落210 [2017-07-20]


210 Little did they know that what they were searching for was the other half of themselves which was not to be found in the darkness of their own opinions. For this is found in the light of consciousness which they never did enjoy. Yet it was always there, for every now and then the light would penetrate the darkness of the wooded country, but they failed to see and understand it. There are those who have followed the light of consciousness and found the way out and felt and enjoyed the freedom of the open country. And thus they experienced a lasting security that was never known before. Yet others not realizing what they had found, returned back into the darkened land only to be lost again. And they continue to create forests of darkness through which it will be harder to find the way as time goes on.
210 彼等は自分達が求めているものが自己の意見という暗闇の中では見出せない自分自身の半身であることが少しも分からないのです。何故なら、これは彼等が決して享受したことのない意識の光の中において発見されるものだからです。それでも、それはそこにいつもあります。何故なら時として光は木々に覆われた土地を貫くことがありますが、彼等はそれを見落とし、理解し損じるからです。また、意識の光に従って外に通じる道を見い出し、広がった大地の自由さを感じ、楽しむ者もいます。そしてこのように彼等はこれまで経験したことのない永続する安心感を体験するのです。それでも他の者達は自分達が何を発見したのかを自覚せず、再び暗い土地に戻って行き、ただ再び道に迷います。そして彼等は時間が経つにつれ見い出すのをますます困難にさせる暗黒の力を造り続けるのです。



【解説】
永年探し求めていたのは、自分のもう一方の半身であるとは、至言というべき言葉です。私達は既に各自の細胞を造り上げている分子原子が知性を有していることや記憶を保持することを本講座から学んでいます。しかし、これらに気が付くことのないまま、外部に導き手を求めているという訳です。
従ってその実状を照らす光を受けるだけで良く、その明るさの中で真実が見えるようになるということでしょう。宇宙哲学の本の表紙に描かれている松明(タイマツ)のイメージはこうした人々の周囲の暗闇を照らすという象徴であるのです。
しかし、残念なことに中にはたとえ光が差し込んでも自分は暗がりの方が良いとして、引きこもってしまう者も居るという訳です。素直に祝福を受け、それによって自分に何が出来るようになったかを見極めて、進んで恩恵を受けるように受容的態度が必要です。


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