ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落200 [2017-07-06]


200 The schooling of the mind is not an easy problem, but it is worth the effort even though it takes years to accomplish as it did for me. There is not a person on earth that does not receive impressions either from the earth, the inhabitants upon it or from other planets as well as the Cosmos. But there is a difference between the human and the cosmic impressions. For a mind is a mind whether on this planet or elsewhere and it has a tendency to confuse impressions and misapply them to suit the personal desire. Oftimes the mind permits the imaginary faculty to run away with it. The imagination is like a screen or a slate upon which the pictures are drawn and the human has a tendency to distort them.
200 心の訓練は容易な課題ではありませんが、それは私についてもそうであったように、達成に何年も要したとしても努力する価値があります。地球にいる人間で地球から、またその住人から、あるいは宇宙と同様に他の惑星から印象を受けてない人はいません。しかし、人間から来る印象と宇宙の印象とでは違いがあります。何故なら心というものはこの惑星上の場合も他の場所でも同様で、印象類を混乱させ、個人的な願望に合うように不正に使用する傾向があるからです。しばしば、心はその想像力にその印象といっしょになっての暴走を許します。人の想像力とはその上に絵が描かれるスクリーンや石板のようなもので、人間はそれらを歪める傾向があるのです。



【解説】
ひらめき(インスピレーション)の真の意味を悟ることなく、自らの勝手な解釈からあらぬ想像を展開させて混乱するのが人の常ですが、本項ではこれら心の感受性を正しく伸ばすことの重要性と難しさを説いています。
もちろん、結果を観れば自分の解釈の妥当性は分かる訳ですが、私達は如何にして素直に感受した印象の本質を知るかが重要となり、それを実践するための心の訓練が必要ということになります。
本文にも記されているように、宇宙にはおびただしい数の人間が住み、それら人々のだけでも毎秒いくつもの想念を放っており、それに加えて宇宙本源に由来する想念波動も無数に行き交っている訳で、私達は先ずはより高次な想念を導きいれ、同調出来るよう自身を精化する必要があります。
こうした中、貴重な想念・印象にめぐり合うことは、砂漠の膨大な数の砂粒から、一つの輝く至高の粒子と出会うような奇跡であり、貴重な体験です。その貴重な機会を生かすか無為にするかは、ひとえにその時の心の状況に掛かっています。もたらされる貴重な印象を最大限享受する為に、私達は常に心を空(Empty)に保ち、与えられる印象に備える必要があるのです。


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