ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落193 [2017-06-26]


193 The three dimensional effects are the coarser part of its expression, like sound which is produced through a low state of friction or conflict among the elements. But consciousness in its fourth dimension does not produce sound as we know it. Its method of communication is through the feeling awareness given in the form of impressions.
193 三次元世界の結果物は丁度、粗いレベルの摩擦や各要素類の間における争いを通じて造り出される音のように表現の内でもより粗雑な部分でしかありません。しかし、意識は四次元世界にあって私達が知っている音を造り出すことはしません。その意思疎通の方法は印象の形態における感じによる気付きを通じて行われます。



【解説】
意識世界についての私達の知識は、ほんの限られたものに留まっています。しかし多くの芸術家や宗教の創始者が得たそのイメージは日常の私達が考え及ばない程、精緻で美しいものであったことでしょう。本項では意識は想念の世界だと説いています。完成したイメージが行き交う創造の源であるのです。
この目の前の意識の世界に対し、私達はこれまで盲目であり、自分の前の目に見える部分しか関心を持って来なかった訳です。しかし、他の生きもの達はそれを知覚し自分達の生活に活かしているのです。それ故に多少の現実世界の変動に対して、何ら恐れることなく泰然としているのです。また、創造主への信頼、生命の永続性を理解しているが故に特段、死を恐れることもないのです。
般若心経の中に「空即是色」という表現がありますが、まさに空間こそ万物の拠り所であり、意識世界が万物の基礎であると仏陀も説いていたものと思われます。


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