ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落185 [2017-06-14]


185 Let us now place the mind in relationship to consciousness as an observer of conscious action. And for this the shore of the ocean can be used as an example. For as we gaze out over the vast stretches of water we know that there is untold life within its body. So let us become consciously aware of the activity that is taking place within its depths that the sense mind does not see. We should now become consciously aware through impressions of the many active forms and see those as small as a grain of sand searching the bottom of the ocean for food. And millions of kinds of form life from the bottom to the surface doing the same thing. Some never rise from the bottom to see the light near the surface, while others do.
185 それでは意識に関連して心を意識的活動の観察者の立場に置いてみましょう。そしてこの為には、例として大洋の岸辺を用いることが出来ます。何故なら、私達が水の広大な広がりの彼方を見つめる時、私達はその中に人知れぬ生命があることを知っているからです。ですから感覚の心が見ることのない海中深く起っている活動について意識的に気付くようになりましょう。私達は今や、多くの活動する形有るものの印象を通じて意識的に気付くよう、また大洋の底を食べ物を探している砂粒ほどの生き物を見るようにならなければなりません。しかも海底から水面まで何百万もの種類の生命が同様なことを行っています。あるものは決して水面近くの光を見る為に海底から浮かび上がることはありませんが、そうするものもいます。




【解説】
意識を知る為の一つの訓練法として著者は海岸に立って海を見る中で、膨大な海の中に暮らす生きもの達の姿を思い浮かべること、意識することを勧めています。
海はまさに目の前にありますし、私達はその広大な水域に文字通り無数の生きものが暮らしていることを知っていますが、私達の目は目の前の水面しか見ていないのです。
目の前に広がる世界に対し、私達は自分の感覚器官のみに依存している為、肝心な内部の生き生きとした世界に気が付かないまま過ごしているという訳です。
これを打開する為には、先ずは自らの感覚を研ぎ澄ませてその内部を知ろうと努力すること、印象を感受できるよう、心を明鏡のごとく鎮め、通過するかすかな印象にも反応する感度を持たなければなりません。何よりも私達は物事のほんの表層の一部しか見ていないことを自覚しなければなりません。


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