ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落182 [2017-06-09]


182 Living as we do, guiding ourselves by other effect no different than ourselves, we remain close to the form life of earth. Which is in itself only an expression from its lowest state of awareness.
182 私達は自分達と何ら変わらない他の結果物に頼って自らを導いて生活している以上、地上の生物体に近いまま留まっています。それらはそれ自身、悟りの最も低位な状態から来る表現でしかありません。




【解説】
いやおう無く変化する結果物に私達は重きを置きすぎており、その背後に流れる目に見えない法則性について全く重きを置いていないことを著者は注意しています。
仏教でもこの点を説いていますが、その説くところは本講座と同様で、"法輪"という宇宙的法則を説くことが仏教の本質であろうと考えています。
私達の生きる拠り所を何処に置くべきかは、各人にとって重要なことですが、それを自分達と何ら変わらない結果物に置くべきではないと本項は指摘しています。それは自分の生きがいを他の人間や物、まして現在の変化する時代にあって更に不安定となる貨幣に置いていては、安寧の心境に到達することは出来ません。
私達は永劫不変な存在にこそ自らの生きる拠り所を置き、変動する社会のうねりの中でもしっかり自立した生活を推し進める必要があります。


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