ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落166 [2017-05-17]


166 Protons in a form are very important for the creation of a messenger. The germ called E in science, or COLI flourishes in the intestinal tract of any form, and is referred to as ribson. As every form must feed on something, the food must be converted into protons and other needs. The whole procedure is chemical, and apparently according to science, the ribson acts as a universal translator.
166 メッセンジャーを造り出すのにその生物体の中の陽子が大変重要になります。科学でE或いはCOLIと呼ばれる細菌(訳者注:"Escherichia coli" 、略称"E.coli"と呼ばれている"大腸菌"のこと)はどのような生物体でも腸管に繁殖し、リボゾームに関連し言及されています。あらゆる生物体は何らかのものを食する必要があり、食物は陽子やその他の必要物に転換されなければなりません。すべての手順は化学的であり、科学によればそのリボゾームは普遍的な翻訳者として活動しているとされています。(訳者注:原文の"Protons(陽子)"は"Proteins(蛋白質)"の誤記の可能性もありますが、そのままの訳としています。なお、原文の"ribson"は"ribosome(リボゾーム)"の綴り誤記と解釈しています)



【解説】
本項執筆当時、既に著者は今日で言うメッセンジャーRNAと呼ばれるDNAの持つ情報を転写して送り込まれる役割を持つ要素について述べていることは驚きです。本項の内容について未だ著者の示唆する内容に理解出来ていない部分もあるのですが、私達の身体内で起こっている細胞の合成、増殖について説かれていることは容易に理解出来ることでしょう。特に私達の腸の中の主要な細菌である大腸菌が大きな役割を担っていることを示唆していることも重要なポイントでしょう。
普段何の注意もせず当たり前と思っている事柄の中には私達を根底から支える仕組みが働いている訳です。
こうした知識を知った上で日常の生活をしている者とそれらを考慮することなく生活を送っている者の差は実は大変大きいのではないかと考えます。もしその精緻な仕組みを意識していれば、やがてそれらの”因”からの印象も感受でき、同期することも出来るようになると思うからです。本講座のタイトル「生命の科学」はその点を目指した学習でもあるのです。


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