ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落158 [2017-05-05]


158 We have the evidence that all matter that does lend itself, is in a constant state of existence. And is everlastingly being refined into a higher state of expression or service to all parts, fulfilling the Cosmic Purpose. We know this to be true for the earth made of matter has existed for billions of years and has gone through many changes. Yet human civilizations have come and gone. One continues under the will of a creator, while the other ends through the will of the mind. This does not mean that the matter of which man is made ends. Nor does it mean that the consciousness ends. But the ego mind has an end when it insists on acting independent of the Cosmic Intelligence. For the only things that continue on are Cosmic Consciousness and matter, through the process of constant action and newness.
158 私達には自らを貸し与えているすべての物質が常に変わらぬ生存状態にある証拠があります。そしてそれは宇宙的目的を成就する為、より高い表現状態やすべての部分に奉仕する中で、永続的に洗練されているのです。物質から出来た地球が何十億年も存在し、多くの変化を経て来たことにより、私達はこのことが真実であることを知っています。しかし、人類の文明はこの間、去来して来ました。ある文明は創造主の意志の下、続きましたが、他は心の意志を経た結果、終っています。このことは人間を作っている物質が終りになるということを意味するものではありません。また、その意識が終ることを意味するものでもないのです。エゴの心が宇宙的英知から独立して行動することを主張する時、終末を迎えるのです。何故なら、永続する唯一のものは永続的な活動と新鮮さの過程を通じた宇宙意識と物質であるからです。



【解説】
形あるものは移ろう訳ですが、それでもそれらを構成する成分である分子・原子は変わることなく存在し続け、再び新たな創造の過程に活躍する筈です。以前、ウエイン・ダイヤー氏が自分の血液中の鉄分は死後、何処に行くのかと問い掛けた講演記録を聞いたことがあります。鉄の原子は自分の死後も大地で生き続けることを私達は知覚しなければなりません。
一方で、人間の造り上げた文明の遺産は衰亡の過程を幾度となく過ごして来ました。つまり、人の心を拠り所とするものは文字通りはかない存在なのです。一方、それに引き換え宇宙創造の作用は、これら人間の心には左右されず、普遍的な力を発揮します。
このことは仮に現在の文明が核兵器の開発競争や宗教対立、更には戦争経済の支配者によって再び滅びることがあっても、宇宙の中には再びエデンの園を創り出す力が備わっているということでしょう。私達が学び、吸収すべきは、宇宙の中に浸透しているこれら創造作用の源泉ということになります。


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