ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落146 [2017-04-10]


146 Now let us visualize the steps of creation into form when the liquids begin to solidify by slowing up their action within the liquid kingdom as the gases did to form the liquids. For once the liquids begin to solidify they vanish just as the gases did. Even though they are ever active in the pattern of creation.
146 さて、気体が液体を形成したように、液体の王国の中でその活動を緩慢にし液体が固化し始める際の形有るものに至る創造の歩みを思い描いて見ましょう。何故なら、一端、液体が固化し始めるとそれら液体はガスの場合と同様に消滅するからです。しかしそれでも、それらは創造の形式の中では依然として活動を続けているのです。



【解説】
誰もが知っていることですが、硬い鉄の塊もアセチレントーチで温度を高めて行くと柔らかくなり、遂には溶けて液体に変化します。私達が知っている固体その他の物質の状態はこのように温度や圧力によって、液体や気体、固体という3つの相の間で変化するのです。
ここでは星の形成において最初はガス体が集積し、温度や圧力が高まり、液状になった後、その一部が冷えて固体になるという惑星誕生の過程を示唆しているものと思われます。地球内部には火山の噴火で分かるように、強烈な熱や圧力の下、岩が溶けたマグマが存在しますし、私達はまさに惑星創造の過程の中で生存している訳です。
本項は私達に万物の創造作用として、私達が目にする様々な物質は実は変容、変遷するものであることを伝えているように思います。全ては移ろい行くという意味では仏教にも似ていますが、それよりはもっと積極的に私達自身も含めて、全ては創造の過程に生きていると考えるべきでしょう。


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