ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落140 [2017-03-30]


140 For analysis we will start with the invisible gases which seem to our understanding almost nothing. But within this kingdom are groups that vary in consistency and purpose. And from these come the many forms, as they solidify.
140 分析の為、私達の理解にはほとんど何も無いように思える目に見えないガス類から話しを始めることにしましょう。しかし、この王国の中にはその密度や目的を変化させるグループもあります。そしてこれらが凝固する際、それらの中から数多くの形が現れます。



【解説】
著者が最初に取り上げているのは気体の世界です。いわば目に見えない世界ということになります。
私達が通常目にする対象物と私達自身の間は”何もない空間”だと私達の心は思いがちですが、物理や化学で習っているように、そこには莫大な数の気体分子があり、活発に動いているのです。
その”空気の重さ”は1m立方で約1キロもある訳ですから、実に多くの数の分子原子がひしめいていることになります。
この気体は宇宙にまで境目がなく繋がっていますが、私達が空を見て分かるように、この気体の世界は風や雲、雨滴等々、様々な変化を私達に見せて呉れています。
著者はこれら気体の活動を関連性を学ぶ最初の科目にしているのです。仏教では”縁起”という表現を使うようですが、その縁起、即ち物事の関連性の由来はこのように目に見えない状態であることに注目したいのです。肉体も最後はそのほとんどが気体に帰る訳で、全ての原始状況は気体に行き着くということかも知れません。


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