ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落105 [2017-02-07]


105 This shows that there are two stages of intelligence in the human form. One the Cosmic - directing the functioning of the body. And the other - mental opposition that causes the suffering in the body. A Clergyman expressed this well when he said that humanity has become Un-Godly. This is true, for people no longer look to the Creator for guidance, and they do not have faith in the giver of life. And as a result, they exercise their free-will to the full extreme under the master of fear. So greed has taken over, and it is like a cancer which is bound to destroy this civilization if it continues. These are the fruits of the free-will, where one Will does not trust another. But how can it when the will of man does not trust the Will Of The Creator or consciousness?
105 このことは人体は知性において二つの段階があることを示しています。一つは人体の機能を指揮している宇宙的な存在、そして他は人体に苦痛をもたらしている心の反抗です。ある牧師はこれを人類は神を敬わなくなってしまったと言ってこのことを良く表現しました。これは導きをもはや創造主に求めない人々にとっては真実ですし、彼等は生命の贈与者に信頼していないのです。その結果、彼等は恐怖の主人の下、最大限まで自分達の自由意志を行使するのです。そのため、貪欲が支配するようになりましたが、それはもし続くならこの文明を滅ぼすことになる癌のようなものです。これは一つの意志が他を信用しない所に実る自由意志の結実の結果です。しかし、人間の意志が創造主の意志、あるいは意識を信頼しないとしたら、どうなってしまうことでしょう。




【解説】
最近の報道では世界の富豪62名の総資産が世界人口の半分、36億人の総資産に等しいと伝えられていました。しかし、その一方で冬空の中、一日中、外で交通誘導に従事して来た人が、その埃と冷え切った身体で帰宅の途に付く姿を目にしました。日本でも人々は厳しい状況の中で懸命に日々の生活を送っているのです。しかし、そうした一方で、このような富裕層が増加し、貧富の差が広がって行くのが地球の現状なのです。
もちろんその打開策も税制その他の面において必要でしょうが、その本質的問題は本項に記されているように、自由意志による無配慮は貪欲社会に辿り着くことだと思われます。
これらの問題は惑星自体の末期症状とも呼応するものと思われますが、私達は現段階で、原点に踏みとどまり、私達の自由意志から宇宙に源を置く創造主の意志に転換する必要があるのです。自由意志の帰着点が現状の地球の状況だと見做すべきなのです。


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