081 F.D.R. expressed it well when he said, "there is nothing to fear but fear itself." For fear promotes fear. Our late President Kennedy made the statement, "Ask not what the Nation can do for you but what you can do for the Nation." I would say it this way ; it is not what God will do for you but what will you do for God? And God is the consciousness of our being. Or we could put it this way, it is not what the consciousness does for the mind, but what the mind can do for the consciousness.
081 F.D.R.(フランクリン・D・ルーズベルト、Franklin Delano Roosevelt)は「恐怖以外に恐怖すべきものは無い」と言ってそれを上手に表現しました。恐怖は恐怖を助長するからです。故ケネディ大統領はこう声明しました。「国家があなたに何を為せるかと問うのでなく、あなたが国家に何を為せるかを問え。」私ならこう言うでしょう。「神があなたに何をしてくれるのではなく、あなたが神に何をなすかである」。そして、神とは私達自身の意識なのです。そこでこういうようにも言えるでしょう。「意識が心に何をなすかではなく、心が意識に何をなすことができるかである」。
【解説】
以前何処かのレクチャーテープの中で著者アダムスキー氏が本項と同じ話をするのを聞いたことがあります。おそらく、氏のお気に入りの表現であったものと思われます。
話の流れとしては、ルーズベルトによる恐怖への対峙の決心を示す言葉の持つ意義を示した後、ケネディによる国民各自の積極的な行動を促す言葉、更にはその行動を私達自らの内側にある「意識」に向ける必要があると諭しています。
これまで私達は未来が不安だとして、その不安感自体に支配されて来ました。しかし、本来的には不安定なのは、仏教でも言うように結果物、即ち一見堅固に見える物質世界だということでしょう。仏陀は不変なのは「法」(法則)であると説いていますが、本講座ではそれを宇宙を貫く「意識」、宇宙的生命力、印象の流れであると表現しています。それらは物質ではないので、何らの妨げもなく宇宙を貫き、それに対してこれまで私達は何も自覚しないまま、ただその恩恵を受けて来たのです。「意識」に対しては本来、もっと貢献できる存在になれと著者は説いています。
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