ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落080 [2016-12-22]


080 The mind acts as it does mostly through fear caused by a lack of knowledge and faith. For if it changes, it knows not what the next moment might be like. Fear is the master of the mind and governs nearly every human being on earth, in one form or another. Very few people realize that fear is a dominant factor for we have been children of its household for centuries and now feel that it is a natural way of life. We do not even know that we fear, yet fear is nothing but a lack of understanding of the laws that govern life. And these laws cannot be learned by studying effects, especially of human experiences. For most of these are the result of fear dictation.
080 心というものはそのほとんどが、知識や信頼の不足が原因で生じる恐怖を通じて行動しています。何故なら、もし変化があった場合、心は次の瞬間にどうなるのか知らないからです。恐怖は心の主人であり、地球上のほとんどの人間をどのような形態にしろ支配しています。私達は何世紀の間、そのような(恐怖に支配された)家庭にいる子供であった為、私達の中で恐怖が支配的な要素であるということを知っている人々は極くわずかであり、今やそれが自然の生き方だと思うようになっています。私達は私達自身が恐怖していることすら知らないのですが、恐怖は生命を支配する諸法則の理解が欠けていることでしかありません。そしてこれらの諸法則は結果、とりわけ人間の体験を学ぶことによってでは学習することができません。何故なら、これらのほとんどが恐怖による指図の結果だからです。



【解説】
私達がこれまでとは全く違った生き方を本当は求められていると本項は指摘しています。歴史は振興と破壊を繰り返しており、個人の体験も役に立つようなものではないと諭しているのです。
その理由は、私達は生命本来の道を長らく歩んで来なかったためであり、その根源には恐怖による支配を拭えないからだと説いています。突き詰めれば不安定な結果物を拠り所としていては、次に訪れる事象には対処できず、結局は未来を恐れることになります。その人々の不安感をビジネスにするのが保険業界ということでしょう。また、私達自身、そのような自分に気付かず過ごしている訳です。
そのような視点を一新して、私達は先ずは宇宙を貫く法則とでも呼べる創造的生命力を知覚し、因からの印象に対して自らの心を解放し、その印象を積極的に受け入れることです。野のユリ、空の鳥達が何らの心配を見せることなく、自由に日々を謳歌している姿は私達の手本でもあります


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