ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落077 [2016-12-19]


077 THE CREATION OF A HUMAN FORM
A pregnant mother knows that a conception has taken place within her being, but her mind does not know what is to be done in the creation of the form. Many times she wonders what is going on. There is not a mind in the world that knows exactly the type of intelligence that is responsible for the growth. It is true that pictures have been taken from conception to birth, but not of the intelligence that brings about the form from moment to moment. This intelligence is superior to the minds of men and that of the mother, for they know not what goes on. This proves that the mind is subject unto a greater intelligence than its own. Yet the mind has the potential of attaining equality if it allows itself to be guided by the higher intelligence.
077 人体の創造
妊娠した母親は自分自身の中で妊娠が起ったことは分かりますが、彼女の心は形あるものの創造において何を為すべきかは知りません。何度も彼女は何が起っているのか不思議に思います。しかし、胎児の成長に責任をもっている知性のタイプを正確に知っている心はこの世に一つもありません。妊娠から誕生までの写真が撮られていることは真実ですが、一瞬一瞬人体を形作っている知性について写真に撮られることはありません。この知性は人間の心や母親の心より優れており、それらは何が起っているかを知っています。このことから、心はそのもの自体より大きな知性に支配されていることを示しています。しかしまた、心は自らをそのより高い知性によって導かれることを許すならば、それと同様な能力を持つ可能性を有しています。



【解説】
本項では私達自身、自分について如何に鈍感、無知であるかを指摘しています。最も大切にされるべき赤ちゃんの誕生に至る過程すら母親が自らの体内で起こっている創造作用についてほとんど分かっていないという訳です。
実は私達各人は本項と同様な状況の下でこの世界に生まれ出て来ました。無とも言える大きさの受精卵から赤ん坊の大きさになる間は、まさに”創造の日々”ですが、それを指導し、人体を形成させている知性が如何に知覚されていないかが問われているという訳です。私達地球人はこのことを理解しようともしていませんが、他惑星人は理解が進んでいるということでしょう。
地球上の科学レベルでは当初、受精卵にある遺伝物質が各々に細胞に複製伝達されることぐらいは解明できていますが、まだ各部位を形成する発端等々、具体的なところは理解されているとは思われません。
しかし、私達はいわゆる科学的手法による解明努力の他に、もっと自らの心自体を謙虚に訓練して目に見えない知性との交流について励むべきではないかと思うのです。全ての知性が実は私達自身の中に備わっていることを如何に自覚し、自らの知覚力をより深遠なる印象の世界に深化させることが、日々の精進・訓練によって出来ると本項は私達に示唆しています。


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