ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落076 [2016-12-16]


076 So the mind does not have to go far to learn. For it can learn from the form through which it works if it humbles itself to the knowledge within the form. We can now see where the saying "man know thyself and you shall know all things" originated, for all creation is governed by this law. And there is no greater truth than this that has ever been spoken.
076 ですから、心は学ぶ為に遠くに行く必要はないのです。何故なら、形あるものの内部にある知識に心自らが謙虚になりさえすれば、心は形あるものの働きを通じて形あるものから学ぶことが出来るからです。私達は今、「汝自身を知れ、そうすれば全てが分かるであろう」という言葉が何処に起原を持つかを知ることができます。何故なら、全ての創造がこの法則に支配されているからです。そしてこれまで語られた中でこれほどに偉大な真実はありません。




【解説】
これまで古代ギリシャの格言程度の認識でしかありませんでしたが、この「汝自身を知れ」という言葉の本質は本項で説かれているように大変深遠な内容を持っています。調べて見るとその出典はギリシャ最古の神殿入口に掲げられた3つの格言の一つとのことです。(ちなみにその内もう一つは「中庸」を説くものであり、かねがね著者アダムスキー氏が指導して来た内容と一致しています)
本項では私達自身の学習態度として、自らを謙虚にして物事の観察を行うことで創造物の内側に息づく創造的知性を学ぶことの重要性を述べているのです。
そして更に言えば、私達自身を教材として、日々の生活の中で自身の心の作用や体内の諸活動、そして私達内部で働く生命力について実感し、意識して観察することで、その作用が現実世界に如何に影響を及ぼしているかを学ぶことです。私達自身の中に全ての要素があり、それらは休むことなく活動している訳で、そのような状況に気付けば、学習する上で他に必要なものは何もないことが分かります。


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