ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落075 [2016-12-15]


075 We have been taught that the mind is the man as well as the knower. But as the mind is an effect, this statement is far from the truth. Yet within the form of man lives the knower. If the mind would humble itself and become the observer of the form through which it works, it would soon realize how little it does know. i.e. There is no question in our minds that we have brilliant people in the world, for the new inventions in the recent years prove this. In the field of electronics the things that are done could be called miracles. Things like correcting instruments from earth that are many miles out in space, and talking back and forth with a man in a capsule orbiting the earth. These accomplishments only show the potentials of the human mind when it listens to the guidance of consciousness. Yet with all of the knowledge at present there is not one man in the world that can create a human form and have it function as we do. But within the form there is that knowledge which manifests every day in the birth of children. Not to mention the thousands of other form creations.
075 私達はこれまで心こそが人間であり知る者であると教えられて来ました。しかし、心は一つの結果であり、この声明は真実とはかけ離れています。しかし、人体の内側には知る者が生きています。もし心が自らを謙虚にし、その知る者が人体を通じて働く様子の観察者になるならば、心はすぐに心がいかに少ししか分かっていないを自覚することでしょう。つまりこういうことです。世の中には素晴らしい人々が私達の中にいることについては疑問はありません。近年の新たな発明がそれを物語っています。エレクトロニクスの分野では為されている物事は奇跡と呼ばれても良いでしょう。宇宙空間に何マイルも離れている装置を地上から修正するようなことや、地球を周回するカプセル内の人間と相互に交信するようなことがそれです。これらの成就した出来事だけでも人間の心が意識の指導に耳を傾けた時に発揮する人間の心の可能性を示しています。しかし、今日の知識の全てをもってしても、世界中に一人として人体を造り出し、それを私達同様に機能させることが出来る人はおりません。しかし、その人体の内部には毎日、赤子の誕生として現出する創造的知識が備わっているのです。その他、何千もの他の創造物についても言うまでありません。




【解説】
もちろん何事を為すにも強い意志を持ち、時々に出逢う問題を解決して行くことは大事です。しかしそれ以上に大切なのは、私達は創造主から創造された存在であり、一つの結果物であるということです。即ち私達自身の自我(心)は全てを知る者ではなく、そもそもの私達自身の発生の経過を見れば、実に目にも見えない卵子の受精からこの世に生じたものである訳です。
これら創造の過程は精妙なもので、一つの細胞から何兆個もの複雑な機能を持つ生命体が構成されて来ました。その知性は何処にあるのかが、私達が追及しなければならない課題であり、これら知性は科学技術の進化とは比べようもない精妙さを持っています。
しかし、本項で著者は同時にこれら創造の知性は私達自身の中に、私達の自我(心)とは別個に存在すると説いています。その創造の知性とどのように親しくなり、日々生きる上での指針を得るかが本講座の主目的ということになります。
既に本講座が執筆されて以来、私達はコンピュータや電子機器その他の分野で、驚くべき進歩を遂げており、居ながらにして遠隔地の状況を見たり、世界各地に蓄積された知識を調べたりすることができるようになる等、技術の上では大きな進歩を遂げています。今後は私達自身についての理解が求められる時代になっているのです。



第02課 段落074 [2016-12-14] <<  |  >> 第02課 段落076 [2016-12-16]