ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落041 [2016-10-25]


041 It has been said that a rolling stone gathers no moss. But moss used in reference to man's accumulation of things has deterred his growth in cosmic intelligence. But the rolling one becomes polished by striking problems or other rocks and thus the debris is removed.
041 転がる石には苔が付かないと言われています。しかし、人による物事の蓄積に関連して用いられる苔は人の宇宙的知性における成長を思いとどまらせて来ました。しかし、転がる石は諸問題や他の石とぶつかることによって、不要なものが取り除かれるのです。



【解説】
誰もがよく知るように河原の石は皆、丸く先が尖ったものはどれ一つありません。何千年、何万年もの間、時に押し寄せる洪水や奔流によって上流の石はこすれあい今日の円満な姿になったのです。本項ではそれらの石が元来の山の頂から下って来る時の様子を表現し、私達の人生の歩みと比較しています。
つまり最初のデコボコで粗雑さが残る原石は、ころがる(即ち行動する)ことで様々な問題にぶち当たり、自身にも大きな痛手を負うことも多い訳ですが、それは石の持つ本来の美しさを表現する為に必要なことだと説いています。途中でころがること、行動することを放棄して周囲にコケがむすほど停滞してしまうと、二度ところがることを思い留まることにもなってしまい進化は停止します。
各自は自分に与えられた才能を開花、発展させる為には積極的に行動し、問題に当たることで自身の欠点を取り除かなければなりません。そうすれば遂には石本来の美しい結晶構造を表現することが出来、大河の河口近く穏やかな水の流れを支える玉石の一つとなることが出来るということです。


第01課 段落040 [2016-10-24] <<  |  >> 第01課 段落042 [2016-10-26]