ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落040 [2016-10-24]


040 Our habits of thinking in relation to past and present teachings in all fields of life are the rough spots that must be removed. Some will be harder to remove than others, but determination of purpose will bring the desired results. Then will come the polishing or establishing of new habits which perhaps will not be easy or pleasant at first. But when all of this is accomplished the Glory of God will manifest through the form once known as man.
040 生命の全ての分野についての過去及び現代の教えに関連した私達の思考習慣は取り除かなければならない荒削りな汚点なのです。ある部分は他より取り除くのがより困難かも知れませんが、目標に向けた決意は望む結果をもたらすでしょう。その後、研摩即ち、最初は容易でも快適でもない新しい習慣が来ることになるのです。しかし、この全てが達成される時、神の栄光が人として知られる形有る者を通じて現われるでしょう。



【解説】
ここで著者は私達自身の問題として、これまでのおよそ生命に関する私達の思考習慣に大きな問題があり、それらをこすり取らなければならないと厳しい指摘をしています。
本文では具体的に何処の部分かについて指摘していませんが、おそらく私達の思考の習慣には多くの汚点があり、それらを取り除かなければならないということです。また、それらの汚点を削り取りさえすれば本来の神の輝きが発現するとも説かれています。
本章における説明の流れに沿えば、ダイヤモンドの原石にこびりついた不純物の塊は取り除かなければならないという訳です。董源、これらの作業には痛みが伴います。虫歯になってしまった部分を取り除いて更なる浸食を防ぐ為にも、蝕まれた部分は早めに取り除かれるべきであり、治療に伴う痛みは十分に価値があるというものでしょう。
また、注意深く本文を読めば、著者は思考の習慣を特に問題視していることが分かります。つまりは同じ現象を観ても、同じ書物を読んでも人それぞれ受ける印象は異なりますし、それはプラス側にもマイナス側にも大きなバラツキが生じるものです。このように各自の思考習慣は真実を受け入れる態勢にはないことも重要なポイントです。現象に向き合うについても予断に陥ることなく、ありのままを受け入れる広く寛容な心境が第一だということでしょう。


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